ドラマや映画の引き立て役!エキストラのお仕事
2016年3月9日テレビドラマや映画の中には主要な登場人物以外にも、通行人や喫茶店で会話する人々などが登場します。彼らはエキストラと呼ばれています。ドラマのリアリティーを高めたり演出上とても重要な人たちで、役者志望の方や趣味で行う方が多いですが、アルバイトにもそのようなものがあります。
テレビドラマや映画などで主要な登場人物の周辺で通行人役や喫茶店のお客さん役、葬儀の参列者の役などを演じるもので役柄の種類もたくさんあります。募集にはテレビ局が募集している場合と制作会社やエキストラの派遣事務所が募集している場合の二通りがあり、アルバイトとして募集されているのは制作会社やエキストラ派遣事務所が募集している場合です。エキストラというと演技力が必要なイメージがありますが、初めはそこまで演技力を要求されません。ほとんどの場合は台詞がない役で、その作品の雰囲気に合った振る舞いが求められます。また、喫茶店でのシーンでは会話をしていても声を出さない「フリ」だけの演技が多く口の動きだけで会話を表現することもあります。衣装は自前で用意することがあり、その時には作品の雰囲気や場面に合ったものが必要になります。登録制の仕事で、参加可能な日の前日に事務所に問い合わせて仕事をもらう場合が多いです。
一般的なエキストラの給与は数千円ですが、経験を積んだり有名な人の場合は給与が数万円やさらにもらえることがあります。バラエティー番組に出演して有名になったエキストラは無名のエキストラに比べて給与が何倍にもなります。エキストラはきっかけ次第で給与が何倍にもなる仕事です。
この仕事の最大の利点は芸能人に間近で会えることです。映画やドラマの撮影現場にはたくさんの芸能人がおり、テレビの向こうから見ていた人たちがたくさんいます。さらにはエキストラとしてその人たちと同じ画面に映るチャンスもあり、貴重な経験になります。作品制作の裏側を見られることもあり、給与以上の価値があることは間違いありません。しかし、舞い上がって芸能人にサインや写真撮影を求める行為は現場の収拾がつかなくなる可能性があります。近づきたい気持ちをこらえて撮影に臨みましょう。都心や田舎など様々な撮影場所が想定されるので、雨具や防寒具、水などを用意しておくと遠方でも困りません。