円満にアルバイトを退職するために

たかがアルバイトとは言っても、雇っている側からすれば貴重な人材の一人であることは間違いありません。就職が決まったり、引っ越さなければいけなくなったり、その他さまざまな理由でアルバイトを辞めなればいけない状況になることがあるかと思います。いざ辞めるとなると、他の従業員に対する気まずさなどを感じることもあるでしょう。今回は、残されたアルバイト先の人たちとの関係を保ちつつ、あと腐れなく退職するために大事なことをまとめてみました。

当たり前のことですが、いきなり辞めてしまうことは常識的に考えても良くありません。アルバイトの場合であれば遅くとも、辞めたいと考えている、または辞めなければならない2週間前までには、上司にあたる人に相談しておきましょう。事前に申し出ておくことで、上司としてもこれから人員が減ることへの対策の時間ができますし、大きな迷惑をかけずに済みます。無断で突然いなくなるなんていうことはもってのほかです。辞めるのは仕方ないことですから、きちんと相談した上で話を進めましょう。

辞めることを申し出たら、その理由を聞かれるはずです。なぜアルバイトを辞めるのか、辞めなければいけない理由はあるのか、雇用している側が納得できるような真っ当な理由を用意して、それをしっかり伝えるようにしましょう。理由を伝えずに辞めることは、要らぬ疑念が発生する原因にもなってしまいますので、全部話して清算しておきましょう。

いつ辞めることを伝えるのか、そのタイミングは非常に重要になってきます。どうしても動かすことのできない家庭の事情などがあるケースでなければ、お店の繁忙期に辞意を伝えることは避けたほうが良いでしょう。ある程度仕事も落ち着いていて、従業員も不足がなさそうだというタイミングを選べば、いざこざが起きることもないと思われます。とにかく、上司やお店側に迷惑がかからないことに気を遣うようにしましょう。

辞意を伝え、諸々の手続きなども完了し、いよいよ最終出勤日になったら、お世話になった方々に感謝の気持ちを伝えましょう。あと腐れなく辞めていくためには、ここが最も大切だと言っても過言ではありません。きちんと自分の口から感謝を伝えることに加えて、その気持ちの表れとして何か差し入れを持っていくのもいいかと思われます。